労力に見合わない節約はしない!
世の中にはさまざまな節約術がありますが、当然ながら何でもかんでも節約すれば良いというわけではありません。
時間や手間がかかるばかりで効果の小さいものを一生懸命やったとしても、あなたの苦労に見合うだけのお金は貯まりません。
もちろん、小さな節約がダメだと言っているわけではありません。小さなお金の積み重ねはとても大切です。しかし、重要なのは“効果が大きく労力が小さなもの”から優先してやるということ。
1円単位・10円単位の差で遠くのスーパーまで時間をかけて買い物に行ったりするのは悪い例のひとつです。その時間をほかのもっと効果の高い節約をおこなう時間にあてたり、パートの時間にあてたりするほうが、よほど効率的に貯蓄を増やすことができます。
定期的に自分の行動をふりかえり、それにどのくらいの労力や時間がかかっているのか?そこからどのくらいのお金が生み出されているのか?をよく考えてみるようにしましょう。
家計簿は細かくつけない!
貯蓄や家計管理といえば「家計簿」を思いうかべる方も多いと思います。しかし、家計簿を細かくつけることばかりに時間をかけ、肝心の“家計改善”に時間をかけないやり方はナンセンスです。
もし、家計簿をつけるのに毎日10分の時間をかけているひとがいれば、それを半分の5分に短縮できる方法を考えてみてください。そして残りの5分を“考える時間”にあてるようにしましょう。
今日の支出のなかで何が問題だったのか?それを明日以降に活かすにはどうすればいいのか?それらを考えることこそが家計簿をつける本当の目的なのです。
※ストレスにならない簡単な家計簿の例はこちらの記事(「月1の家計簿」で楽して貯金する方法)も参考にしてみてください。
ストレスが貯まる節約はしない!
あなたが貯金をしたり節約をしようとするとき、ストレスが溜まるようなやり方をしてはいけません。
なぜなら、長続きしない貯金をするよりも、無理のない金額で長い期間お金を貯め続けたほうが、結果的により大きな資産を生み出すからです。
例えば、すべての費目を節約しようとせずに、しっかりと予算を決めて支障のない範囲で贅沢をする時間をつくったり。給料が振り込まれたらまず始めに貯金を確保(先取り貯金)し、残りは自由に管理したり。
ストレスが溜まって途中で断念してしまっては元も子もありませんので、どこか1つあなたが“息を抜けるポイント”を作っておくことが大切です。