食材を捨てない
せっかく買った食材を余らせてしまい、腐らせたり賞味期限が切れたりして捨てるはめになってはいませんか?
日本の家庭における1人あたりの食品ロス(食品廃棄物のうちまだ食べられるのに棄てているもの)の量は、年間約 15kgだと言われています。これはご飯 60 膳分に相当する量だそうです※1。
また家庭(4人家族)から排出される1年間の食品ロスをお金に換算すると、なんと約6万円にもなるのです※2。6万円をそのままゴミ箱に捨てているのと同じですから、ものすごくもったいないですよね。
逆に言うと、食品ロスを無くすことができれば、年間6万円の食費を節約できるということ。計画的に無駄なく買い物し、食材を使い切ることで大きな節約に繋げることができるのです。
無駄な部位はない
ご家庭で料理をつくる際に、普段は食べないで捨ててしまっている部位を上手にメニューに取り入れるという方法もあります。
例えば、大根の葉と白ごまで和え物をつくったり…。昆布・かつお節・干しシイタケなどの出汁がらでふりかけや佃煮をつくったり…。にんじんの葉を天ぷらにしたり…。エノキの石づきでステーキをつくったり…。
いままで食卓にのぼることなく捨ててしまっていた部位でも、工夫とアイデア次第で立派なおかずに変身するのです。レシピサイトなどで調べれば無数に出てきますので、ぜひ試してみてください。
ちなみに、おかず一品の平均コストを100円だと仮定した場合、これらの工夫により週に3皿のおかずを作ることができれば、1年間で約1.6万円の食費を節約できる計算になります。
買う食材をあらかじめ決める
スーパーなどに食材の買い物にいく場合は、事前に献立をある程度決めてしまい、冷蔵庫などの在庫をチェックしてからお店に向かうようにしましょう。
買う食材や予算など、事前に計画を立ててからお買い物をすることで、余計なついで買いなどの浪費や食品のダブりを防ぐことができます。
もし1ヶ月の食費が4万円のご家庭で、そのうち5%のムダを改善できると仮定した場合、月に2,000円、1年間で2.4万円の食費を節約することができます。
食品を冷凍保存する
食品を小分けにして冷凍をしておくのもおすすめです。
料理を多めに作ってしまった場合はもちろん、賞味期限間近の見切り品などをまとめ買いした場合は、思い切って一度に大量に調理してしまい、冷凍用の保存容器などに一食分づつ小分けにして冷凍しておきましょう。
おかずが足りない時や時間がない時など、レンジでチンするだけで簡単に準備できてしまいますし、1食分ずつに取り分けてあるので食べ過ぎてしまうこともないでしょう。時間もカロリーも食費も節約できるおすすめの方法ですよ。